やってきました宿毛市!!
この宿毛市が面する湾が宿毛湾であり、艦これサーバーとしては「宿毛湾泊地」が2014年2月1日に実装されています。
位置は四国の南西端。行くのにかなり時間がかかる、そんな場所にあります。
ちなみにですが、砲雷撃戦!よーい!などを主催しているSDFが宿毛においても砲雷撃戦よーいを過去に開催しています。行ってみたかった・・・!

宿毛の戦時遺構へ!in 宇須々木地区
この宿毛湾は実は多くの艦艇が演習を行ったり新規建造された艦の公試をおこなったりした場所であり、かなりの枚数の写真が撮られています。
また、航空隊が設置されたり、終戦期には特攻兵器の基地となっていた過去も。


宿毛歴史館には郷土資料として宿毛地域史が纏められた本が何篇かあり、その中で愛宕・摩耶・鳥海などなど艦これでよく見知った名前を多数見つける事ができました。
現存する遺構として宿毛に置かれた航空隊と特攻兵器の基地施設などを宇須々木地区にて確認する事ができます。

水上機の揚陸スロープと係留場跡



貯油施設・弾薬庫・魚雷艇整備場跡




現在見られる遺構は十分に保存・整備がされているとは言い難いというのが実際のところ。
また、宿毛歴史館内展示においても戦中の宿毛市を解説するものはほぼ無く、戦中に言及している書籍資料も少ない印象を受けました。
今後、遺構の整備や資料の拡充がされていくことを願いたいところです。
宿毛市から離島へ!
宿毛にはかつて向かい側の大分県佐伯市をつなぐフェリーの定期航路が就航していました。ですがこの宿毛フェリー、2018年10月より燃料高騰を理由とし全面休航中。
就航していれば旧泊地同士を結ぶ航路として艦これファンには一定の人気が出た可能性もあるだけに残念です。

そしてこの宿毛フェリーとは別に、「沖の島」「鵜来島(うくるじま)」という二つの離島へ渡る事ができる定期航路が存在します。
どちらも釣りや観光を目的として外来客から一定の人気があるようです。
こちらが鵜来島。


艦これでは未実装の海防艦「鵜来(うくる)」の名前の由来となる島です。鵜来は鵜来型海防艦のネームシップであり、先に実装されている日振型海防艦の準同型艦。
大戦後掃海艦などを経て1954年に海上保安庁巡視船「さつま」として活躍しています。
ちなみに現在の宿毛には海上保安庁の宿毛海上保安署が置かれています。

そして沖の島。
四国最南端としては足摺岬が有名ですが、実は沖の島南端の方が足摺岬より南にあるとのこと。
島の南端にある「沖の島灯台」も足摺岬灯台よりも南にあるんだとか。



島は「坂と石垣の島」というのが率直な感想。
「石垣・石段とともにある暮らし」名義で「島の宝100景」にも選出されています。
石垣・石段とともにある暮らし - 国土交通省 ※pdfリンク
集落のいたる所に古い石垣と小路があり、山の斜面を縦横に走っているさまは「坂のまち」感がすごい。



海も綺麗。透明度はなんと30メートル(※Wikiより)あるそうで、確かに超キレイ!!
こんなに泳ぎたくなる海が近くにあるのは素直に羨ましい・・・

島のいたる所から望める海と長閑さを感じる島の風景は艦娘を見てしまいそうな、そんな趣がありました。
無料のキャンプ場もあったので今度は泊まりで行ってみたいものです。
魚がうまいぞ宿毛ごはん!
宿毛市街でめぐったレストランなどなど!
お昼時に行ったこちらポモドーロさん。明るく広々とした店内で地元食材を使った本格イタリアンを味わえる地元の人気店らしい。
今日このあたりで獲れた白身魚を使ったソテーだよーとの事で写真の一皿を注文!
魚のうまみとトマトソースのかけ合わせが絶品。美味しかったぁ。


夜ごはんには宿毛定期船乗り場と宿毛駅の丁度中間あたりにある眞兵衛さんへ!
適当に刺身盛り合わせを頼んだのですが、出てきたハガツオがとっても美味しかった!痛むのが早い上に安定した漁獲量が無いのでほとんどが産地でのみ消費されるみたい。
生臭みが全くなく魚のうまみを味わう事ができるハガツオのたたき、滅茶苦茶美味しかったです。
他にも地元の魚を色々出してくれるみたいですが時間の都合で手早く済ませちゃいました。次はもっといろいろ頼みたい・・・


そして下調べ中にGoogleMapで見つけて気になっていた「キリンハウス」さん。何やらすごいレトロかつちょっと汚い外観。


中に入ると時代を間違えたのかと思うほど。
メニュー表のフォントや店内の汚れは歴史をヒシヒシと感じさせますね。
これは・・・昭和だ・・・

注文をして待つこと数分。愛想のいいおっちゃんから受け取った、分厚いパティが挟まれたバーガーは食べ応え十分。
待っている間や食べている間にもチョイチョイ地元の方や、地元の子らが買いに来ていて地域の人たちに愛されているお店なのかなと思ったのでした。
宿毛からちょっと遠征。お隣の愛南町へ!
少し足を延ばして宿毛から車で30分ほどのお隣愛南町へ!
ここ愛媛県愛南町には紫電改展示館があり海から引き揚げた紫電改の実機があります。
これは日本に現存する唯一の紫電改とのこと。(兵庫県加西市のものは原寸大レプリカ。アメリカには実機が3機現存)



展示用に整備された機体はすごい迫力。
プロペラあたりから覗く内部のエンジンの細かい造作などもよくわかります。加西のレプリカも見た事があるのですが、やはり実機には敵わない部分がありますね。



他にも搭乗員たちの写真や手記、他航空機の各パーツなどどれも艦これファンには興味をそそられるものばかり。


受付の方の話だと若い方や女性の方もここ近年よく来るようになったんだとか。
艦これの影響もちょっとはあるのかな?
一日かけてじっくり見ていく方もいるとの事でしたが、それも納得の展示内容でした。
そしてこの充実の展示内容で入場無料・・・いいの?せめてものお布施としてお土産を買っていきました。
そして展示館前からは紫電改が眠っていた久良湾を望む事ができます。
戦時を偲ぶ展示館と、その前から望む平和な海はとても感慨深いものがありました。

おまけ
睦月島にやってきたにゃしぃ!!
宿毛からの帰り道によった愛媛県松山市!
ここからも船にのって島に渡る事ができます。そしてやってきましたにゃしぃランド。


猫がいっぱい。そして路地の先にはヤギ。
のどかな瀬戸内の景色を望む素敵なしまだったにゃし。
